【イシュミール】
では、イシュミールの続きの話を見ていきたいと思います!
フェイトエピソード3
団長一行は溶岩石の運搬の依頼を受け、バルツ公国の熱源にほど近い鉱山へと来ていました。
気孔から噴出する湯気とじりじりと肌を焼き付く熱気が辺りに立ち上り、むせ返るような過酷な暑さにその場にいるだけで体力を奪われてしまいます。
団長たちの後をゆっくりついて歩くイシュミールの方を振り返ると、なにやら息が上がっている様子。
おいおい、ビィ君や笑
一行の心配をよそに彼女は自分の指先を眺めつつ、嬉しそうにくるくると踊っていました。
その満足げな様子に団長たちは彼女をそのままにしてあげることにしました。
団長が赤く熱を帯びた溶岩石を持ち上げた途端、魔物が眼前へと飛び出してきます。
んなっ!?ヤ、ヤベェ!コイツの手、塞がっちまってる!と慌てるビィ君。
はわわっ!その溶岩石を落っことしたら、大変なことに!とルリア。
イシュミールは続けざまに氷攻撃を繰り出していきます。
ヤ、ヤベェ!加勢して魔物も凍結も止めるぞ!というビィ君の声に合わせて団長も慌てて動きだしました。
結果オーライ、、、笑
すったもんだあったのち一行は、どうにかして鉱山の凍結を止め、依頼を終えるのでした。
依頼を終えた一行は、バルツ公国から発つ前に夕食を取ろうと、とある酒場へと訪れました。
どこか心弾ませた様子で辺りを観察するイシュミールさん。
団長たちはそんな様子に慣れ始めていました。
ビィ君懲りないなぁ笑
団長にメニューを差し出されたイシュミールはすぐにとある料理を指さしました。
そう言ってイシュミールが指さしたのは、この店自慢の絶対絶命激辛チキンでした。
メニュー決めで盛り上がる一行のテーブルに、店主を名乗る屈強そうな男がやって来ました。
ガキ扱いにキレるビィ君笑
ボッタクリぃぃぃ!!
他の客を巻き込んでイシュミールを煽る店主。
店内は異様な盛り上がりに包まれていきます。
しかしイシュミールは心配するビィも屈強そうな店主や店内の異様な雰囲気をも物ともせずに淡々としています。
心配するルリア。
そしてついにその料理が運ばれてきました、、、。
これはかなりヤバそうです(汗)
赤すぎるチキンの様な何かを食べ始めたイシュミールさん。
驚く一行をよそに、彼女は黙々と料理を味わい始めました。
た、食べれてますね、、、笑
切なげな息遣いと白い肌が官能的な雰囲気を醸し出し図らずとも男たちの視線を集めてしまいます。
途中、ビィやルリアたちの視線に気づいて手を止め、微笑みかけるイシュミールさん。
相当ヤバそうですね、、、笑
確かに気になります!
あ、はい、、、笑
イシュミールが完食したことに驚きを隠せない店主。
やったぜっ!!
そーだそーだ!
そう言って店主は腰に差していた得物を抜きました。
とんでない店主ですね、、、。
彼女はそう呟くと冷たい微笑みを浮かべるのでした。
終わりに
ということで、長くなってきましたので続きはまた次の記事に書きたいと思います!
果たしてイシュミールVS店主の戦いの結末はどうなったのか、、、。
ここまで読んで下さりありがとうございました!
また次の記事もよろしくお願い致します!